そろそろ落ち着いたので

部内コンサートのしっかりとした感想を書きましょうか。実に個人的なことを書くので無意味につまらないのですが。


曲の出来的な問題として、はじめのほうは割りと思い通りにいったというか思ったよりも上出来だったのですが、やっぱり後半集中が途切れたり元から技術的にきつかったりしたので残念めになってしまいました。非常に残念でした。
思えば今回の曲の譜読みは5月の半ばにはほぼ終わっていたわけで、特に6月はかなりの時間をこの曲にかけたといってもいいと思います。新しい曲もとってないですし。
なんでそんなにまでしたのかというと、やっぱりいろいろと思うところがあったのです。ただイ短調組曲が好きだという以外に。


思い返せば冬のころ、去年の定演のDVDを見直して今の4年生の先輩の独重奏の完成度を痛感し、自分もそのくらい弾きたいという漠然とした感じを持ちはじめました。その後3月にギターの先生の合宿に行った先で京大ギター部の人たちと話したり、演奏やレッスンを見たり聴いたりさらには重奏に参加させていただいたりなどするうちに、「とりあえず1回曲をしっかり作ってコンサートに出てみて、そのときの自分の力量を出し切ってみたい」と思うようになっていきました(もっと深く音楽をやってみたいと言うとかっこつけすぎですが)。


端的に言うなら初めはそういう気持ちと、来年定演に独重奏ででるつもりなのだからそれに向けて、という意識が合わさった感じだったのです。あと補足的に言うと5月祭で実に失敗したことも拍車をかけていたのですが。


それとまぁこれは6月も半ばになってから思ったのですが、サークル的に新入生が入ってきて第1部内コンサートにはたぶん結構来てくれるんだろうなと、そうするとなんとも偉そうですが自分が今の4年生の先輩やいろんな人たちから受けた影響みたいなのを自分も新入生に少しでも伝えられたらなと思ってしまうわけです。
今も京大の定演での独奏を流しているのですが、本気で弾いてる音楽はやっぱり「自分もこういう風に弾きたい」とかこの音楽にコミットしたいっていう気持ちを起こさせる気がします。プロのうまい演奏とはまた違った感じで(プロ並みにうまい人もたまにいますがw)すばらしいと思います。
つまりは自分自身そういういい意味で刺激になるようなことが起こったのは結構あとのほうだったので(無論自分が悪かったのですが)、もちろん自分が刺激を受けた先輩たちのようなことが出来るとまでは思っていないのですが、もしなんかこう奇跡っぽく誰か1人でも自分の演奏を聴いてギターがもうちょい好きになってくれればいいなぁと。そういう気持ちも無きにしも非ずでしたってことです。


ま、そんなこんなで結局かなり気合を入れてイ短調組曲からサラバンドガボットジークを演奏したのです。


結果についてはもう動かしようがないので受け入れるしかないですね。
よく弾けたと自分でも思えるところがあったし、さらに多くの課題が見つかったのは個人的にとてもよかったです。
そして上のような気持ちでチャレンジしたので、先輩に「よく曲を作っていた(たぶん一部分のことを言っているんだろうけど)」などと言ってもらえたり、わざわざ来てくださった外語大ギター部の方に「いい刺激になった」と言ってもらえたのは素直にうれしかったです。


でも新入生はたぶん眠かっただろうなぁ・・・やっぱ選曲がマニアックだったなぁ・・・。




しかし自分の気持ちを書くのはなかなか難しいですね。どうしてもごちゃごちゃしがちです、スミマセン。
そしてなぜこんなごちゃごちゃしたことを長々と書いたのかというと、つまりはまぁ、これだけ長く書けばなんかジークで思いっきり失敗したのがいいことだったみたいに思えるじゃん?ってことです・・・。


さて次のマジ独奏は何にしようかな。